きゅうりの話

家庭園芸救急箱

日本で栽培されるキュウリは、華南型と華北型、その交配型、ピクルス型に大きく分けられます。

日本にはじめに入ってきたのは華南型です。華北型キュウリが日本で栽培されるようになったのは華南型よりずっと遅く、江戸時代末期になってからです。

キュウリの実をよく見ると、“いぼ”がありますが、華南型のキュウリはこのいぼの色が黒いものが多く、このため“黒いぼキュウリ”とも呼ばれます。一方、華北型は“白いぼ”です。

キュウリ華南型と華北型

華南型キュウリは皮が硬く、味は華北型に比べて劣りますが、低温でも実をつける長所がありました。

華北型キュウリは皮が薄くて歯切れがよく、食感がよいという特徴があります。

これら二つの型のキュウリが交配して、いろいろな品種が日本各地で生まれていきました。

大阪の「毛馬」、京都の「聖護院」、新潟の「刈羽」、石川の「加賀」、「三谷」、福島の「岡部」、山形の「南館」、北海道の「小城」などです。

ピクルス型キュウリはアメリカやロシアで多くの品種が栽培されていますが日本では少なく、その中でも江戸時代シベリアから伝えられたという山形県の「酒田」という品種が知られています。

日本海側の地方品種にはピクルス型の形質を残すものが見受けられるということです。

いろいろな種類のキュウリ